脳内物質

金の出入りも、ようやく一息。体調不良も、ほぼ全快し、仕事も日常のペースも戻った。 毎年、夏バテをしてた気がするのだが、体調不良があったせいで、毎日食べるものを変えたせいか、この酷暑でも、グダグダにならず。 ただ、徐々に身体のどこかしらが悪くなるのは基本パターンとして、一気にドン!と悪くなって、回復はするものの、元の状態には戻らず、というパターンが、今後は増えるのかもしれない。

スプラ3。 誰かの配信や動画を見るだけで、満足していたのだけど、本ばかり読んでると、ちょっと刺激が欲しくなるのか、7日間だけ復帰(のはずだったが、最短でも30日会員だったので、そちらに)。 この歳になると、ゲームをした後、結構な時間を使ってしまった、後悔?罪悪感?焦燥感?も大きいので、休憩や気分転換と腹をくくって、時間や期限を決めてやったほうが良い。 気軽にゲームも出来ないなんて、歳は、とりたくないなぁ。 やはり面白いのだけど、むしろ、ゲーム以外の時間に、ちょっとしたことで、イライラが増えるような気も。 アドレナリン?ドーパミン?による快感は、余韻を残しがちで、攻撃的になるのかもしれず。 他にも、チャージャーに抜かれた時の不快感は、実生活で味あうことが無いぶん、かなり嫌な脳内物質が出てる気がする。 本を読む時間が増えると、それ以外の時間も、落ち着いていることが多い気がするので、今後は、やっぱりこっちだなぁ。

昔から、寝ないと動けないのと、この酷暑で満員電車は避けたいので、遅くとも15時くらいの電車に乗って帰ってきたいというのとで、月曜日の午前中に、新宿に行こうと思ったのだが、昼夜逆転しているせいで、起きたら昼過ぎで行けず、火曜日も行けず。 とにかく水曜日に行かないとどうにもならないので、火曜の深夜、サイゼリヤで、無理やりワインを飲んで、ひと眠りすることで、時間をリセット。 昔は、昼夜逆転しようが、寝不足だろうが、新宿に行くくらいの元気はあったのだが、(拠点が、都内にもあったことが大きいが)、もう、気力体力万全じゃないと、電車にのって都内に出る気にならず。 40代くらいから、徐々にルールが変わってきて、50代からはオセロの盤面が全部ひっくりかえったかのように、全体の基準が変わった感あり。歳は、とりたくないなぁ。
 
 

文庫の後半は、志賀直哉の(本人曰く)心境小説が中心になり、良し悪しはわからず。 ただ、あとがきに、短文で簡略なものではあるが、それぞれ短編の創作理由みたいなものが付いていて、そちらが興味深かった。着想自体は、あっさりしてるのだな。 青空文庫だと、あとがきは付いてないから、このあたりが、文庫本で読むべき理由になる。
 
 
趣向が、最初は面白かったが、徐々に、実験的要素だけが強くなっていき(どの文字が消えているのか、メモ書きしてれば、また違うのだろうが)、第三章で、残ってる文字の表記に変わるが、そこからは、もはや言葉遊びの体に。 著者も書いているが、主眼は、文字を消すことによって、それまで書けなかった、あるいは、書くことを控えていた対象を、むしろ婉曲にだからこそ書ける場合があって、今作で、それを書いたという事実が、今後の著作につながる、という点にあったように思う。




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