「神様の裏の顔」藤崎 翔(角川文庫)
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ひさびさに途中で読むのを止めて、飛ばし読みした「逆転美人」 https://daraku.me/?p=5031 の著者の作品が、本棚にもう1冊あったので、名誉挽回のチャンスを与えるべく、あえて読了。 真ん中くらいまでは、「逆転美人」と同様の感想だったけど、中盤以降、ドキドキ感が出て、最後、その仕掛けなら着地点も良く、読みがいはあったものの、ちょっと欲張り過ぎたか。 良くもわるくも、話が一本筋で(群像劇なのに)、そこで硬貨を裏にしたり表にしたり…の展開だけで、そして終盤で、仕掛けの整合性を取るために、登場人物に言わせる説明が冗長になってしまい、最後の最後に無理が生じ、興ざめになってしまった。 だったら、本筋から外れるような話をふくらませたり、序盤から綾をつけたりすれば(せっかくの群像劇なのだから、序盤から、それぞれの登場人物の言葉に、一言、不審な部分を入れるだけでも、読後感が違ったはず)、もっと満足できた気がする。 群像劇なのは、面白かった。 (2026/06/20 (土) 04:58)
