「鵺の碑」読了

17年ぶりの京極の百鬼夜行シリーズの新刊長編、「鵼の碑」 読了。 

(若干、ネタバレ有り)

妖怪をからめた謎にまつわる群像劇は、筆力の高さもあって、あいかわらず面白かったけど、 ”実際に謎は起きてない”というテーマがあったせいか、全体が、常識の範囲でおさまってしまった感あり。 榎木津も、京極堂も、活躍する場面が少なく(その役割を、関口や、木場がしていたりも)、特に、肝心の憑き物落としが、弱し。 風呂敷を広げ過ぎて、畳み切れないのを恐れたのかもしれないが、もっと、大きく惑わせて欲しかったし、読者は、それを望んでいると思うのだが。 実績がある著者・シリーズだからこそ、むしろ、もっともっと無茶していいのになぁ。 ここ10年くらいの、宮部女史の近著と、同じ感想に。

だいたい、頭が冴えている状態で読めるのは、1日100ページ程度。 その後も読めはするし、若い頃は、一気に読んだのだろうけど、文章を読み返す回数が増えるし、次作がいつでるか分からない、ということもあって、毎日、そのくらいで読み止しに。 今の自分の、一日の読書量が、わかったのは収穫。

おふくろさんから着信あり。 気づいておらず、2時間後にコールバック。 なにやら、スマホのケースがボロボロなので、買い替えたいが、料金を払っている俺の了解が無いと、できないので、電話をかけた、と。 また今度、俺が電話に出られるときに、買いに行く、とのことだが、スマホケースを買うのに、ドコモショップで、契約者の了解をとることも無いだろうし、電話の会話中も、言葉がつまりぎみだし、正直、要領を得ず。 実は、スマホケースについては、同じことを数年前にもやっていて、「迷惑をかけたくないから」と、俺に何も言わず買いに行き、結局、スマホに付けることができず、無駄にした、ということがあった。 去年、一度、目の当たりにしたのだが、おふくろさん、店員とのやりとりの途中で、わからなくなってしまうことがあるようで、今回も、そういうことなのだろうと思う。 一喜一憂せず、深刻に考えず。 ただ、今回、おふくろさんが電話をかけてききたときに、手元にスマホが無く出られなかったので、より、深刻な状況なことが起きた時に、すぐに、対応ができるようにしておきたい。

Youtube、どのチャンネルも、着実に、登録者数は増えてはいるので、さほど、まちがった方向性では無いとは思うのだが、爆発的な伸びにはならず。 Twitterもそうだけど、爆発的にフォロワーや登録者数が増える人と、何が違うのか。 自分が楽しければ良い、とは思うものの、結論が出ないまま、はや幾年月。




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