春ゆきてレトロチカ 評価

自宅療養中で、体調回復が最優先なのを良いことに、このチャンスに、没頭。


結論。期待しすぎた。 

映像を中心にしたせいで、出演者は演技が必要になり、プレイヤーは、映像を延々と見なければならず、自分のペースで、ゲームが出来ない。 ストーリーも、ほぼ一本道。 これなら、よっぽど、画像&テキストベースのほうが良いのでは。

しかも、肝心の謎解きは、シーンごとは、つじつまは合わせているものの、最後の最後、その人、犯人で良いの?と、目を疑うレベル。 論理的にも、ファンタジー的にも、どっちつかず。 そもそも、〇〇〇〇さんが、犯行現場を目撃したとして、〇〇〇理由は? 永遠の命が現実と存在するのは良いとして、そこに座ってたから、何? 〇が、苦手だから何?  結局、最後に、帳尻合わせの為の、演者の長ゼリフ(映像作品なので、当然、それを延々と見させられる)。 どんでん返し、どころか、話の急展開も無し。 もし、小説でこれなら、ゴミ箱直行レベルの駄作。

もう、これでは、「街」「428 封鎖された渋谷で」「TRICK×LOGIC」には、遠く及ばず。 映像である必要も、シーンごとに同じ役者さんが演じわける必要も無く、そもそも、途中、違和感のある出演者がいたので、そういう演出なのかと思ったら(「街」「428」でも、他業種の人をキャスティングしてるケースがあったので)、ただ単に、声優、とのこと。 制作陣が、会いたかっただけでは? もう、その段階でダメだよね。大学の映像サークルかよ。

そして、本編があれなのに、エンドロールだけ、大層に長く、あげく、ボーナス映像は、やたらと充実させる空虚さ。 そっちも最初から作る気マンマンだから、そこに当てはめるべく、役者さんに、無理やり言葉を言わせる。 そして、広告サイトには、推理小説を書いてる連中の、べた褒め提灯コメント。 冷ややか空気に、作り手は、気づかない。 中村光一氏が、この作品をどう見たのか、知りたいなぁ。 




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